
ようやく、10年越しの我がアトリエ窓のステンドグラス制作が完了しました。
アトリエのデスク横のFIXがダンボールで塞がれかれこれ13年…
初めから作品入れるつもりでクリアの窓を選び、でも、デスクで作業してるとちょっと外からの視線が気になるからと、とりあえず手近にあった縦長の段ボールを立てかけたら丁度いいサイズだったもんで、ステンド出来るまでの間のちょっとの期間ねって…それを置き続け、塞がれちゃったままなんと13年…
もちろん、その間何度もデザインに着手はしていたのだが、出来かけてはなんか違う…を繰り返し、いつしかこの窓に似合うデザインなんてこの世に存在しないんじゃ?と思うようになり(結構マジで)、むしろこのダンボール落ち着くじゃん?と見て見ぬふりをしていた去年までのわたし、さようなら(ToT)/~~
昨年の秋、とある事をきっかけに一念発起し、改めてデザインを描き始め、案の定二転三転するも、なんとか二月くらいから実質制作に入れまして、他の仕事しながらですが、およそ半年かけて仕上がりました。

いやあ…長かった。
けど結論、自分的にはとても気に入ったものが出来たので満足している。
デスク横の窓の為、座ってずっとそこにいる事も多いので、道路から若干離れているとはいえ道行く人と目があったりしない様に、作品のおよそ下半分はオパックで光だけ取り込み目線カット。立ち上がればおよそ上半分に配したクリア系ガラス越しに外の様子も確認できる。
使うオパックの色は、採光の為にもなるべく明るい色味に発色するものを選んだ。…といった具合に、今回は機能にもこだわってみた。

そして肝心の作品イメージは…
以前制作した作品の中に、もう少し続けたいイメージがありそこから広げてみた。
こんなにカット線が入りハンダ沢山でごちゃごちゃしておいてなんですが、イメージは、ふわ~っとしたラインレスな世界(え!?)を感じられるものに何とかできないものかと…
強さのある作品性の高いデザインというよりは、家の一部として馴染むもの、模様的な?、ふわっとした浮遊感みないな、光みたいな…みたいなみたいな~
ステンドグラスを制作していて、いつも思う事だが、パーツに絵付けを施しイメージを高める事はあるけれど、結局はどうしても線と面とに分けていかねばならない事も多し。どうしてもカットを入れないと構造上ガラスがもたないって事も多し。
それって今回の作品イメージとは相反する要素だけども、ならば、カットして線を入れてでも、イメージを追及してみようと、どうせ自宅だし実験も兼ねて~という感じで制作した結果、まあラインレスな世界は無いにしても、光の感じは好みの仕上がりになったのでよしとします。

↑家の外から離れて見ると、ちょっとふわ~っとした感じに見えなくもない。。とおもう。

↑夜、外から見ると上の方は室内丸見えなので、そのうち採光タイプのロールスクリーン設置予定。