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久々の真鍮チャンネル


ようやく表のハンダ2枚終了。

毎回毎回、パティーナの色に迷う… 今回は初めは真っ黒がいいかと思いブラックスペシャルを使用するも、ちょっと黒すぎても夜見たら闇に沈んじまってつまらない様な気がしてきて、昼間はどうせ逆光でハンダの線は何色だろうが黒っぽく見える訳だし…って事で、黒くしたのにやっぱりまたワイヤーかけて表面にアンティークゴールドを塗ってみた。 結局、立ち上げてみてからまた変えるかもだけど、最近はアンティークゴールドに落ち着く事が多い。
…という感じで、今思ったんだけど、私の制作はなんかその、ほんと悠長だな…
最近の自身をとりまく様々な出来事や状況のわりに、やってる行動が悠長…

このあと、チャンネルで囲んでコーキング。
このところ、ミニパネルの制作が多かったので、真鍮チャンネルを扱うのが久しぶりで、ちょっと新鮮。


作業の流れは、両端45度に切ったチャンネルで4辺を囲み、ホースネイル(馬蹄釘)で位置を固定し、コーナーをハンダでとめ、ガラスとチャンネルの隙間をシリコンコーキングする。
コーナーハンダはハイパワーで加熱するので、熱から少しでもガラスを保護する為に厚紙をかますといい。で、少しでもキレイに手早く処理する為に、ハンダが乗る予定の箇所は予めヤスリで表面削っておく事と、余分な所にハンダが回るのを防ぐ為にマスキングテープ貼っておく。


そうすると、こんな感じできっちりコーナーハンダ完了。


しっかりハンダ付け出来ると、↑接合部分の縦の隙間にもちゃんとハンダが回ってるのが確認できる。

で、その後、厚紙は外して、コーキングの前にしっかりマスキングします。


↑ガラス面とチャンネル表面にマスキングテープを貼り、チャンネル内部にコーキングした際にはみ出したシリコンの除去が出来る様にする。
シリコンは一度くっつくと落すのがえらい大変なので、ガラス面につかない様に要注意です⚠


今回のシリコンはグレーを使用。
どうでもいいけどこのコーキングガン、30年くらい前に買ってずっと使ってます。


↑奥までちゃんとシリコンが入る様に、ケチらずしっかり、はみ出てくるまでニュ~っっと入れて行きまして、


↑4辺一周入れ終わったら、まずはみ出たシリコンをパテナイフで粗方取り除く。その際も作品にシリコンを垂らさないように注意。




その後、マスキングテープを剥がすと、この様にキレイに仕上がります✨

24時間経ったらホースネイル外して裏ハンダへGOです。



2025年06月02日

パンカーラ


こちらは2004年に制作した作品。この年、母の知り合いのご夫妻が北軽井沢にレストランを開く為、ご依頼を頂き制作した作品です。
お店の名前は「パンカーラ」。ご年配のご夫妻が基本的にお二人で営業されていて、お時間がある時はご主人のフォルクローレ演奏を聴く事ができるアットホームな雰囲気のお店です。 北軽井沢の146号沿いにあるお店です。 作品を納めた当時は何回か訪れたが、気づけば軽く15年くらいご無沙汰していて、作品がその後どうなっているのか、割れたり破損したりで何かしらご迷惑お掛けしてないか?など心配だったので、今年のGWに状態確認も兼ねて行って来ました。

↑上の画像は20年前に納めた時に撮影したもの。↓が今回撮影したもの。
現場で見た感じでも、著しく劣化してるところはなく、ひとまず一安心でした。


今回伺った時は通常営業ではなく、ちょうど夜にライブを控えておられ、その準備で慌ただしい所だったので、店内の撮影は遠慮しました。普段は室内もう少し明るいかと思います。


大きな破損等はなく一安心できたのですが、危惧していた延ばしの線は、やはり剥がれかけてしまってた。
端がハンダで他の線と結合しているから、落下してしまう心配はないが、ガラス面から若干浮き、指で触れると少しパカパカする感じだった。
様々な温度・湿度変化などが想定でき、接着はアラルダイトを使用したけれど、20年経つとこんな感じになるのが分かった。
逆に、延ばしの線の様に細くなく面でガッツリ接着した中空に浮いた状態の金属パーツは、20年経ってもしっかりとそのままくっついてました。

ご主人に伺ったところ、剥がれかけのこれらの件は全く気が付いて無かったそうで、現在特に支障もなしとの事でしたので、今回はそのままに。
なので、次回伺う際には、5分硬化の接着剤を持参して留めて帰ろうと思う。


画像では見づらいけど、裏面(FIX窓側)のハンダ際から、結露によるものなのかそれによる腐食なのか不明だが、ガラスにモヤモヤと何やら滲み出ている跡も確認できた。これに関しては現状どうする事もできない。ステンドグラスの“味”としてお楽しみ頂けたら幸いです…('◇')ゞ

まあ、どうしてもキレイにしたい場合は、押し縁を外して頂き、作品を外してクリーニングして納め直す事は可能です。



このあたりは特に20年前と遜色ない。







母の友人のお店なので、制作に向けた下見の時やオープン当初は、母も一緒に何度かこのお店に来た。
今回、「私久々にパンカーラに行ってくるよ」と話すと、そのことはちゃんと分かったみたい。パンカーラは思い出せたみたい。

ご夫妻の写真も撮ったから、今度よく見える様に引き伸ばして写真持っていくね。



↑画像真ん中辺りの2連窓が作品が納まってる場所だけど、昼間は外の光が強いのでほぼ発色はしないです。




↓夜は室内の灯り越しに、外からステンドグラスよく見えます。


お近くに行かれる様な事がありましたら、営業時間ご確認の上、ぜひお立ち寄りくださいませ。




2025年05月17日

ゴールデンウィークも制作で♪

ラインキャラクターを整える作業、半分終了。右側パネルの線が整ったところ。↓

 

小物制作を挟みながらやりたかったんだけど、作業スペース問題やら効率やら考えると、やはりキャラクター整える所までは一気に頑張ろうと思いまして。

…まあ、あっちの私が停滞中の為こっちの制作に逃げてる感じも否めないが。

 

ところで、Jコパ―はエドコと比べて厚みがある分、やはりキャラクター整え作業、量があると結構大変だった…

手がなかりお疲れです。。。休み休みやらねばね。


いつもながら、この、テープ貼り貼り工事中感が好きである…♡

2025年04月30日

テープ巻き半分終了


先週は集中して作業できたので思ったより早くテープ巻き終わった。

と言っても、とりあえず巻き終えただけで、キャラクターをつけるのはこれから。

何気にここからが一番時間のかかるパートかもしれない。一気に仕上げたい気持ちもあるけど、小物制作も挟みながらなので、気長に仕上げていきます。



ところで…

この前やっと結膜下出血が治まったと思ったら、地味に右目の下の痙攣がずっと続いていて長引いている。かれこれ二週間くらいになる。常に気になるかと言えばそうでもなかったんだが、今日は唇上端まで弱いしびれみたいな感覚が広がっていてちょっと気持ち悪い。

更年期で不定愁訴いろいろあるけど、五十肩からやっと解放されつつあるのに、なかなかすっきりとは行かないものだな…

2025年04月15日

桜鑑賞


今年は公園の桜を眺めに行く事が出来た。

満開一歩手前だったけど、やはりソメイヨシノは美しいですね…🌸

 


この、淡い淡い限りなく白に近いピンク色、青空に映える。




公園内の茂み越しからの桜たち。

 

 

 

 

三月はいろいろあったからちょっと疲れてまして、桜見に散歩したら少しは癒えるかなと思ったけど、そんなに簡単でもなかった様で、思いのほか回復に時間がかかってます。

ですが、作業の方は穏やかに進められていて何よりである。

いつもの事ですが、ルーター作業の終わったこの段階を眺めるのがとても好きである。

 



ここから次はテープ巻きに入る。また長い道のりの始まり。




2025年04月08日
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